ジャナルの旅行備忘録

会社員が短い休みで色んな所に行きます

ウラジオストクから帰国 そして夏の甲子園へ(+大阪・兵庫の喫茶店)

2018年のお盆休み。

ウラジオストク一人旅から帰宅、土産物だけ置いてすぐに自宅を出発した。

 

私の夏はまだ終わらない。甲子園で野球を見るまでは・・・。

 

新幹線に飛び乗り、本日のお宿のある大阪を目指す。

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最寄り駅に到着

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本日のお宿

大阪への到着は夜。宿は素泊まりでいいので西成で取った。

こういった宿は大抵門限が決まっているのだが、夜中も対応しているところがあったので即決した。

宿に到着しチェックインを済ませる。シャワーがないので近所の銭湯の入湯券をくれた。

宿の人に「もうすぐ銭湯閉まっちゃうからはやく行っといで」と言われ、荷物を置いて銭湯へ。

 

番頭さんにまだ間に合うか聞いて、手早く入浴を済ませる。

 

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銭湯帰りにちょっと散歩

火照った体を覚まそうと少し散歩していると、店の軒先で小便をしている人がいた。

今日の朝までロシアに居たというのが不思議な気持ちだ。

 

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庶民に優しい価格帯の喫茶店が多いので助かる

翌朝、寝ぼけた頭がまだロシアに居ると勘違いし「パスポートがない!」と焦った。

覚醒してきて部屋を見渡し、自分が大阪に居ることを思い出した。

 

手早く身支度を整えて、眠気覚ましの一杯を求めて外に出る。

大阪弁を聞きながら注文したウィンナーコーヒーを啜ると、日本にいるという実感が湧いてきた。

 

昨日の疲れが残っていたためたっぷり眠って、この時点ですでにお昼前。

あらかじめ決めておいたへ昼飯を食べに向かう。

 

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名物のカレー

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店内のテレビには甲子園の映像が。これから現地に行くんだと思うとテンションが上がってくる。

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地下鉄に乗って南森町駅で下車。上方落語繁盛亭前にある喫茶ケルンで名物のカレーを食べる。

店内には多くのサイン色紙が所狭しと飾られている。

客は多くがカレーを頼んでおり、優しく体に染みるような甘さがありつつもしっかりと辛さも感じられる美味しいカレーだった。

今回は時間がないが、次回は繁盛亭で落語を見てまたここでご飯を食べたいなと思う。

 

昼食を終えて、いよいよ甲子園へ向かう。

 

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券売機も甲子園モードで往復券のみ購入可能仕様となっていた

 

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当日券購入列に並ぶ。外野自由席で500円。

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第100回記念大会の記念タオル。奇跡的に買えた。

席に着く前に売店を覗いたらちょうど記念タオルの追加があり買うことができた。

商品が追加されてからものの数十秒で無くなった。

 

タオルを持ってレジに向かう途中「それどこにありました?」と声をかけられた。

入荷のタイミングが合えば買えるかも、という旨を伝えておいた。

 

無事会計を済ませ、いざ球場内へ。

 

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甲子園、大きい

普段神宮球場ハマスタに行っているせいか、甲子園のゆったりとした広い球場に圧倒される。

座れないかもと思っていたが、ちらほら席が空いており難なく着席。

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甲子園名物 かちわり氷

1袋200円の幸せ。体を冷やしながらチビチビ頂く。

なんてことない氷だけどすごくおいしく感じた。

 

観戦した第4試合、龍谷大平安-八戸学院光星龍谷大平安の圧勝だった。

 

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甲子園の横にある喫茶甲子苑 ミックスジュースを頼んだ

試合が終わり、近くの喫茶店へ。

甘いミックスジュースが暑さにやられた体に効く。

 

しばらく休憩して、再び大阪へ帰る。

 

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重亭でミンチカツを食べる

難波の洋食店重亭で夕飯を食べる。オムライス・ハンバーグ・ミンチカツで迷い、大阪らしい響きのミンチカツに決定。

プレートにはサクサクジューシーなミンチカツにキャベツ、スパゲティが乗っていて、清く正しい庶民の洋食屋を感じさせる。

ポタージュスープは上品な柔らかい味で、さらりと飲めるのに味わい深く美味しかった。

 

第一目標の甲子園観戦を果たしたので、翌日は散歩しながら大阪の喫茶店を巡ることにした。 

 

 

 

ウラジオストク4日目:最終日

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上:ミリタリーショップで買ったウラジオストクのマッチ 下:宿のお兄ちゃんがくれたマッチ

気がつけばあっという間に最終日。

お兄ちゃんからもらったマッチを眺めながら、この街で過ごした数日を振り返る。

初めてのロシアで相当にびびってたのが懐かしい。

予想外の居心地の良さにすっかり蕩けてしまった。

 

最後の夜は宿のみんなとロシア語版ハリー・ポッターを眺めながらお茶をしてお別れをした。

夜食を振舞ってくれたお兄ちゃんは「短いな~半年は居ないと街を堪能できないぜ」と言い、いつも通訳してくれたパキスタンのおじさんは「楽しかったよ、ありがとう。また遊びにくるんだよ」と優しく笑ってくれた。

優しい人たちに囲まれて過ごす時間の心地よさにすっかり解された旅だった。

 

スパコイナイノーチ、とおやすみの挨拶をして明日の電車に備えて床に就いた。

 

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近隣諸国への行き先が目立つ電光掲示

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アエロエクスプレスのチケットはレシートタイプ

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9時2分発空港行きのアエロエクスプレス

本数が物凄く少ないため、早めの便に乗っておくのが良いと思う。

まるで飛行機のようにエコノミークラスとビジネスクラスがあるが、差額が150円ほどなのでビジネスクラスを選んでみる。

 ビジネスクラス:360ルーブル(約600円)

 

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ビジネスクラスの車内。ウォーターサーバー完備

約1時間ほどの乗車で空港へ到着。

 

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駅と空港は直結しているので、雨の日でも安心。

せっかく立派な駅があるので、今後の増便に期待したいところ。

空港への入り口では荷物検査が行われてるので、ちょっと混みあうが、10分ほどで入ることができた。

 

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空港内の様子

だいぶ早く着いてしまったため、空港内を探索する。

この空港の地下には社員食堂があるのだが、一般客にも開放されており使用できる。

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社員食堂への案内はたくさん出ている

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食堂の入り口

街中のスタローバヤと同じシステムなので、自分の食べたいものを指差して取ってもらう。

地下にあるため客が少ないと予想していたが、そこそこ席が埋まっていて賑わっていた。

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サーモンのホワイトソース焼きとビーツのサラダ、スープ、モルス

市内のスタローバヤと比べて少々割高に感じたが、空港内の食事としては値段も控えめで満足感がある。
特にサーモンは肉厚で脂がたっぷり乗っていてとても美味しかった。

 

食事の後は腹ごなしに土産物店などを覗く。

海産物の販売店もあり、日本に着くまでの間なら保冷材も持ちそうなので、最後にここで購入するのはありかもしれない。

 

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海産物の販売店

 

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空港内の散歩を終えてたあとはカフェで一息つくことに。

 

カフェオレを飲みながら周りを見ていると、到着のゲート周りに花を持った人たちが沢山立っていることに気づく。

近くには花屋のスタンドがあった。郵便局は無いのに・・・

ロシアでは大切な人に花を贈る習慣が強く残っており、街中でも24時間営業の花屋があった。

しばらくするとゲートから人が出てきて、待ち構えていた人たちが花を手に近寄っていく。嬉しそうな顔を見ていると、こちらもなんだか嬉しくなる。

 

残りのカフェオレを飲み干して搭乗手続きに向かう。

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唯一の荷物であるリュック

途中で荷物のラップ巻きがあったのでやってみる。巻き終わって最後、好きなシール選んでねと言われてこのドラゴンを選んだ。今思えばこのシールでいらぬ出費をしてしまったかもしれない。帰国前の気の緩みを反省。

 

手続きを終えて飛行機に乗り込み、行きと同じパサパサのサンドイッチを頬張る。

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あっという間に成田空港へ到着し、ウラジオストク一人旅は無事に終わった。

 

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通常ならこのまま自宅へ帰るところだが、2018年の夏は甲子園を見に行きたいという気持ちが高まり、土産物だけ自宅に置いてすぐにまた出発。新幹線に飛び乗り大阪を目指したのだった。

 

 

ウラジオストク3日目④ 市内散策(お土産店・パクロフスキー教会・再び鷲の巣展望台)

博物館から歩いて中央広場まで戻る。

明日は朝の便で帰国なので、お土産は今日中に買うことに。
 
定番のマトリョーシカを購入。お値段もピンからキリまで、様々な種類が豊富。
お腹の部分の絵が騎士物語になっていて、入れ子にそれぞれ話が続いている物を購入した。
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ウラジオストク駅で軽食を取り、時計を見ると、パクロフスキー教会の夕方の鐘の時間に間に合いそうだ。

駅から出ているバスに飛び乗り、教会を目指す。

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パクロフスキー教会

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教会入口のアーチ部分にはルブリョフの至聖三者を思わせる絵が

地図でGPSを追っかけながら教会前で下車、トコトコ小走りで向かうと、ちょうど鐘が鳴り始めた。

美しくもどこか哀愁を感じさせる不思議な音色で、夕暮れを迎えつつある街の景色に溶けていく。

 

日暮れが迫りつつある一方で、来てからずっと曇りだった天気が良くなって来たことに気づく。日の光自体がとても久しぶりのような気がする。

今日が最終日なのだから、晴れている街を見下ろしたい。

教会からもっと上を目指してブラブラと歩き始める。住宅や高層のマンションが増えてきた。旅行者の自分はちょっと場違いなので目立つが、もっと上へとひたすら進む。かなりキツイ坂道だった。

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かなり急な坂道

住宅地は野良猫が多く、異邦人を物珍しく眺めていた。

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上ってきた道を振り返ると、美しい海が見えた


住宅地の坂道をひたすら登っていくと、海が見えた。

立ち止まって海を眺めていると、ひんやりとした風が息の上がった体を撫ぜて気持ちいい。

なんというとこのない眺めかもしれないが、坂道を登ってきて良かった。この眺めを見たらなんとなくそう思った。

 

高層マンション群や公園を抜けて歩いていくと、なんとまた鷲ノ巣展望台に辿り着いてしまった。景色の良いところにある訳だから、自然とその方向へ向かっていたのだ。

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旅行中で一番いい天気だった

うっすらと日の光を纏うウラジオストクの街はとても美しかった。

 

 

ウラジオストク3日目③ エアメール成功編(ロシア郵便局にて)

博物館を後にし、休憩とエアメールの準備にいったん宿へ帰る。

宿へ帰ると、パキスタン人のおじさんが仕事をしていた。

「おかえり、どこ行ってたの?」と言って、食べていたお菓子を私にくれた。

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ひと袋くれた

お菓子を食べながら今日のルートを簡単に説明すると、いいね~とニコニコ聞いてくれた。優しい。

そうして話していると、ところで・・・とおじさんから質問が出た。

「今日本の会社とメールのやり取りしてるんだけど、返信が来ないんだよ。なんでかな?」とのこと。

日本はお盆休みの真っただ中なので無理もない。

ウィキペディアの「Bon Festival」ページを見せると納得してくれた。

 

おじさんはお茶入れてあげる、と言って準備を始めたので、こちらはエアメールの準備を始める。

 

ロシアの郵便事情はとにかく評判が悪い。

荷物はおろか、はがきが届かないことも珍しくない。

出す以上は失敗したくない・・・ということで、先人たちの記録を読み、郵便局の窓口で対応してもらうことにした。(街中のポスト投函はNGで)

 

住所を書いているとおじさんが戻ってきたので、失敗したくない私はおじさんにロシア語で「日本(Япония)」と書いてもらった。

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ロシアより愛を込めて・・・

淹れてもらったお茶を頂きながら、最寄の郵便局について確認をして、念のためロシア語の発音も教えてもらい準備万端。

 

中央広場前のホステルからグム方面に歩いて、女性の銅像がある階段のすぐ横にある郵便局へ。

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観光本でたびたび見かける

 

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入口は写真左側の建物の白い扉

この青い看板のある建物が郵便局の窓口なのだと思い中に入ると、なにか様子が違う。こちらは本当にofficeのほうだったようだ。

はてなマークを浮かべていると、職員がだるそうに隣のドアの方だよ、と教えてくれた。

中に入ると窓口があったが、はがきの受付はそこではなく、入ってすぐ左手にある青い机での対応らしい。

机にいるお姉さんにはがきを渡して、おじさんが書いてくれたЯпонияの文字を指差すと分かってくれて、金額を示してくれた。

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職員さんがはがきに切手を貼ってくれる

 

エアメール1通で43ルーブルだった(約90円)。

切手を貼り終え会計が済むと、局内の青いポストに投函するよう指示があったので、無事に届きますように、と祈って投函した。

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ドキドキしながら投函

 

かくして、初めてのロシア郵便局利用は無事に終わった。

 

エアメールは投函から約10日後に無事に自宅に届いたので、大成功だった。

 

ちなみに、ウラジオストクの空港には郵便局がないので、エアメールを出したければ滞在中に街中の郵便局に行く必要があるので注意。(2018年8月時点)

ウラジオストク3日目② 市内散策(ウスペーニア教会・ニコライ2世凱旋門・ウラジオストク市博物館)

ケーブルカー山頂駅から歩いて金角湾大橋のたもとにあるウスペーニア教会を見学。

誰もいなかったので、ひとつ前に見学した教会で教えてもらった通りにスカーフを巻いて中へ入る。

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緑の屋根が美しいウスペーニア教会

中は白と金を基調としてたシンプルな内装で、入口にはスカーフのない人のために貸し出しのボックスが設置されていた。

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入口のスカーフボックス

頭を覆うばかりではなく、露出が気になる格好の場合にはスカートのように巻いたりするようだ。

イコノスタシスが美しかった。

 

少し歩いて、金角湾にほど近いニコライ二世凱旋門に移動。途中で外壁にレリーフのある館を見かけたが、政府関係機関の建物ということ以外はわからなかった。趣のある良い建物。

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レリーフの入った壁面のある建物

 

 

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ニコライ二世凱旋門

ニコライ二世の訪問を記念して作られた門。皇子は大津事件に遭った後ウラジオストクに来ているので、どんな気持ちで滞在したのだろうか・・・。

なお、当時のものはロシア革命時に破壊されており、現在の物は2003年に復元された門である。

門の辺りは海に面した広場になっており、観光客だけでなく地元の人も多い。

 

 

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ウラジオストク市博物館

凱旋門近くにあるウラジオストク市博物館。ウラジオストクの歴史について展示している。

最上階まで行くと、ソ連時代の家庭生活を再現した部屋があるのだが・・・

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入口からの眺め。ここからすでにちょっと怖い。

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生活を模しているのに、無機質で寂しさを感じる。

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一番怖かった子供部屋

後ろを向いた瞬間人形が動き出すのではないかと震えていた。

 

博物館の屋根裏部分を使っているからか、それとも絶妙な照明のせいなのか、とにかく怖くて終始ビクビクしていた。

 

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写真と触るのはOK

展示品は触ってもOKで、クローゼットを開けてみると中にはちゃんと毛皮のコートも入っていたりしてとても面白い。

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洋服の入ったクローゼット

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スキー板もあった


実際に触ることのできる展示をしているところは少ないのではないだろうか。貴重な経験だと思う。

入口にはコメントを残せるノートが設置されているので、今後もより良い展示をして貰えるよう一言残すことをおすすめしたい。

 

 

 

ウラジオストク3日目① 市内散策(キタイスキー市場・ケーブルカー・教会)

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昨晩のスーパーで買った果物とレッドブル

夜更かしが祟って疲労も溜まってきたので、気合を入れてレッドブルを飲む朝。

手早く済ませて市場へと出発する。

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宿の目の前、中央広場から出ているバスにいざ乗車。

バスは一律2ルーブルなので、小銭が必須。ただ、10ルーブル位なら運転手さんがお釣りをくれるのでそんなにビビらなくてもOK。(台湾ではお釣りをくれなくて、泣きながら近くのコンビニまで行って崩してから支払った思い出)

GPSをオンにして、市場に一番近いバス停で適当に降りる。市場の目の前に止まるわけではないので、少々地図と格闘しながら歩いていく。

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空港とかで見るパタパタ式の広告。日本ではまず見ないね・・・

 雨もちらつき、とぼとぼ歩いていくと路面電車の停留所が見えてきた。

これが見えればもう間近。

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イカした外観の路面電車ウラジオストクに残るのはこの1路線のみ。

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キタイスキー市場の入り口

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市場内。雨のせいかやってる店も少ないのが残念・・・

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市場内をぷらぷらしていると

 

猫!!

 

やっぱり居たか!

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お肉屋さんの前でおこぼれにあずろうとお客さんにすり寄って媚を売っている猫さん。

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追い払われてもめげない。

 

雨で市場も半ば開店休業といった体なので、食料品店の店先で売っていたピンバッジを購入して早めに退散。

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赤いピンバッジが多いが、よく見るとファンシーな物も結構ある

 

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1974年の新潟ソ連の友好バッジ

固すぎる握手を交わすこのバッジに心をつかまれ購入、70ルーブル位だった。

 

市場前の路面電車に乗り込み、運転手のおばちゃんに「ルガバヤ?(の市場方面ですか?)」と聞くと「ダー(そやで)」とのことなので乗車。

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乗ってきた路面電車。中には乗車券係のおばちゃんが別にいて、その人に16ルーブル払う。

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ルガバヤ市場もいまいち店舗の営業率が悪く、ちょっとふらふらして移動。

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ルガバヤ市場停留所前

繁華街方面に向かうバスを途中下車、ケーブルカーに乗りに行く。

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ケーブルカー横の教会には戦争の慰霊碑が。

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チャソヴニャ・スヴャトイ・タチヤニ教会。入口に居るのは・・・

ケーブルカーを目指して歩いていると、戦争の慰霊碑とこぢんまりとした教会が見えてきた。

教会周りの手入れをしているお兄さんに挨拶して建物に近づくと、可愛らしい看板猫が。

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こちらが近づくとあちらも近づいてきて、あっという間にごろん

とても人懐こく、愛されているのが分かる。

しばらく彼(彼女?)と遊んだ後、教会の中へ。入ってみたは良いけど、どうするのが正解なのかいまいち分からないな、と思いつつお供えの蝋燭を一本買うと、案内の方がお参りの仕方を教えてくれた。

スカーフはこんな感じに巻いて、蝋燭は火を点けたあとお尻を少し炙ればしっかり立つよ、そうしたらこうやって十字架を切って・・・言葉は分からずとも、身振り手振りで親切に教えてくれた。

 

観光客も滅多に来ないようで、静かに教会美術を鑑賞できた。

 

何度もお礼を言って外に出ると、庭仕事を続けていたお兄さんがこちらをみてニコッと微笑んでくれた。

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麓側のケーブルカー駅

 

すぐ隣にあるケーブルカーの駅に移動。ちょうど発車した後だったので次の便を待つ。

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鷲の巣展望台行きのケーブルカー

入口に徴収係のおばちゃんが座っているので、14ルーブルを支払って乗車。

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乗車券。もともとは13ルーブルだった?

乗車賃を支払うと、ロール状に巻かれた乗車券をちぎって一枚くれる。

なんとなく無駄な作業な気がするけど、そこがまた良い。

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ケーブルカー車内

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ケーブルカーからの眺め

ぐんぐん昇っていくケーブルカーの窓に子供のように張り付いていた。

5分ほどで山頂駅へ到着。

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山頂駅側の駅構内

ケーブルカーの駅はどちらも無機質でガランとしていたのが印象的だった。

夜動いていたらとても怖い感じだと思う。

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山頂駅の入り口

なんとなくケーブルカーに乗りたい感じだったので、展望台へは行かずにとんぼ返りして、街歩き再開。

 

 

ウラジオストク2日目④ 夜散歩・スーパーマーケット・お宿

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ロシアンアルファベットの考案者、聖キリルとメトディオスの像


鷲の巣展望台を満喫して、徒歩で街まで帰ることにした。

少しひんやりとした風が昂った気持ちを宥める。

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あたりは暗くなり、橋に灯りが灯り始める

帰りは適当に下っていけば良いやと思い、夜の散歩がてらブラブラと歩くことにした。

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街を見下ろすアムールスキー伯爵

アムールスキー伯爵の立つ広場では大きめのカエルがぴょんぴょん跳ねていて、ロシアの短い夏の息吹が感じられる。

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壁面のライトアップがおしゃれなゴーリキー劇場(だったと思う)

丘を降りて街へ歩く途中で休憩がてらカフェに入ってみる。

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カフェラテ 500円位だったかと思う。おしゃれなカフェは値段が高い。

味は特筆すべきこともなく普通に美味しかった。こういう新しめのカフェでも英語はあまり通じない。

 

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夜の街。あまり明るくはない。

 

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宿近くまで来て、せっかくだしスーパーで買い物することにして、24時間営業のスーパーフレッシュ25へ向かうことに。

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店員さんに果物のおすすめを聞いてみる。果物の産地は旧ソ連圏の物が多かった。小さい桃みたいな果物を100g購入。

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惣菜コーナーで指差しで注文した夕ご飯。計りを見ながらOK!てとこで止めてもらった。

これお肉がちと固かったけど結構おいしかった。

 

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おしゃれなパッケージの牛乳も購入。

写りこんでいる裸足の通り、ロシアでは玄関で履物を脱ぐので、宿の中では内履きor裸足で過ごす。日本と同じなのでこれが結構リラックスできる。

 

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シベリアのお兄ちゃんの夜食作成風景。包丁で缶詰を開け始めた!!

宿に帰るとおなじみのメンバーがリビングでのんびりしていて、シベリアのお兄ちゃんがおかえり~!とお出迎えしてくれた。

夕飯食べた?買ってきたの?でも俺夜食作るから少し食べてなよってな感じで缶詰を包丁でごりごり開けて、黒パンをカットしていく。

包丁で缶詰を開ける様にひええとビビり、隣にいたパキスタンおじさんに「やばくない?」て目くばせしたら肩をすくめて苦笑いしていた。よかった、ロシアスタンダードではないんだな。安心した。

味はツナっぽかった。黒パンはカサカサしてた。でもみんなで一緒に食べると不思議と美味しい。

 

それにしても宿へ帰ってから、お兄ちゃんは夜食の準備をはじめ、私の買って来た夕飯をレンジでチンし、ジュースを注いでくれていて至れり尽くせりすぎである。

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シベリアの兄ちゃんが「良い企業の商品買ったね」と言っていたヨーグルト。少し高いだけあって濃厚で美味しかった。

夜食を食べながらみんなで談笑して、今日もまたあっという間に深夜2時を迎えたのだった。