ウラジオストク2日目③ 市内散策 鷲の巣展望台(徒歩で行く場合の注意)
カフェでおやつ休憩の後、天気が良くなってきたため急いで鷲の巣展望台へ向かうことに。
Googleマップを見ながら展望台方面へ歩いていると
道がない
いままで歩いてきた歩道がなくなってしまった。道路の反対側に行きたいが横断歩道も地下道もない。交通量も多くスピードも出ている。
街中まで引き返していては日の入りに間に合わない。もう目と鼻の先に展望台はあるのに・・・。
どうしたものかと悩んで天を仰ぐと、マンションの敷地に人の姿が見えた。
このチャンスを逃すものか、という一心で「こんちはー!!」と言いながら手を振って煙草をふかしているお兄ちゃんのところまで階段を駆け上る。
お兄ちゃんがどうしたの?とフレンドリーに接してくれたので、スマホの画面を指差してここに行きたいんだ、と言ってみる。
兄ちゃんはOKついてきて、と快く案内してくれたのだった。
兄ちゃんは道路まで来ると、「俺と一緒に走るんだぞ」というジェスチャーをして、タイミングを見計らってダッシュ。自分もそれについて一気にダッシュして無事に道路を渡り切った。
渡った後、あっちの道じゃ展望台へは行けないんだよ~と教えてもらった。
赤線が間違った道のり
青線が正しい道のり
お兄ちゃんに最上級のスパシーバを贈り、固い握手を交わしてさようなら。
ケーブルカーの駅のすぐ横に地下道があり、ラウンドアバウトの下を通って、展望台へ通じる歩道橋へ来ることができホッと一安心。
やってきてからずっと雨と曇りで、もう展望台からの眺めは諦めていたので、この時のテンションはmax。
自分の今いる街がこんなに綺麗なところなんだと知って、改めてうれしくなった。
朝じゃないよ!
ここからたっぷり1時間あまり眺めを楽しんだのだった。
帰り際、上半身裸のロシアンボーイズに「なあ、今夜家に泊めてくれよ!コイツ家ないんだ!」と絡まれ、「外国人のこっちの方が家泊めてほしいんだけど!?」という話で軽く盛り上がり、お互いの幸運を祈ってさよならした。
ロシアという未知の国に対する心の緊張みたいなものが、ここでやっと解けてきたのを実感した。